BUSINESS事業紹介

昭和25年に創業以来一人ひとりが技術水準を向上させ、更なる施工力の強化に努めています。

OUR BUSINESS事業について

トンネル施工工程

1. 準備

はじめに測量を行い、設備の配置や資機材の搬入を行い準備をします。

2. 掘削

ドリルジャンボで穴を空け、そこに火薬を入れて発破します。

3. ずり出し

発破や掘り進めて出た土や、ずり(岩)を トンネルの外に運び出します。

4. 吹付コンクリート(1回目)

トンネルが崩れないよう、壁面にコンクリートを吹付ます。

5. 支保工建込み

アーチ状の鋼製支保部材で補強を行います。

6. 吹付コンクリート(2回目)

その上から更にコンクリートを吹付ます。

7. ロックボルト打込み

ロックボルトを打込み、地山と一体化させて、トンネルが崩れるのを防ぎます。

8. インバート工

トンネル底面の沈下・変形を防ぐ為、底面を逆アーチ に仕上げます。

9. 防水工

トンネル内への水漏れを防ぐ為、防水シートを張ります。

10. コンクリート覆工

セントル(移動式型枠)を用いて、 コンクリートの壁を作ります。

11. 舗装・設備工事

舗装や、照明、換気設備などの工事を行います。

12. 完成

トンネルの完成になります。

坑口付

1. 着工前

作業開始前です
まだ伐採がすんだ段階です

2. 切土状況

油圧バックホーを使用
坑口の位置に、トンネルの形状で掘削を行っていきます。

2.1 坑口掘削土

積込状況
重ダンプと、ローディングショベルを使用

坑口を掘ってでた土砂をローディングショベルで、重ダンプに積込みます

3. 長尺鋼管先受

打設工・注入工(AGF工法)
油圧ジャンボ注入機を使用

掘りあがったら、掘ったところを、吹付コンクリートで吹き固めます。
続いてこれから掘るトンネルの外周に無数に穴の開いたガス管を打ち込みます。

3.1 長尺鋼管先受

鋼管打設(AGF工法)

鋼管打設状況です

3.2 長尺鋼管先受

鋼管打設 → 薬液注入工
段取替え(AGF工法)

打ち込んだ鋼管に山を固めるための薬液を注入していきます。

3.3 長尺鋼管先受

奇数孔注入
確認
偶数孔注入前(AGF工法)

注入完了です。これで、トンネルの形に地山が固まりました。

4. 坑口建込

エレクターを使用

今度は、地山の前に、支保工を建てる台を作り、そこにエレクターを使用して鋼製支保工を建てていきます。

4.1 支保工

建込完了

支保工3基
キーストンプレート
取付完了

鋼製支保工を3基建て、支保工と支保工の間を、キーストンプレートと呼ばれる鋼材を取り付けて支保工と固定します。

5. 坑口吹付

エレクター付一体型吹付機を使用

支保工4基
キーストンプレート取付済み

まず先に建て込んだ3基の支保工の間を吹付コンクリートで固めます
続いて、4基目の支保工を建込、キーストンプレートを取り付けて、更に3基目と4基目の間を吹付コンクリートで吹き固めます。

5.1 坑口吹付

支保工4基
キーストンプレート取付
吹付コンクリート終了

4基の支保工が固められて、坑口の形は出来上がりました

6. 土のう積み

5期目の施工を行い、土のうを積み上げていきます。

坑口付工完了!!

土のうをきれいに積み上げ、化粧木を載せて固定したら、坑口付けは完成です。
今回もきれいな坑口が出来上がりましたね!

TECHNIQUE技術紹介

パラレルカット工法略図1

パラレルカット工法略図2

長孔発破

通常の施工より長い間隔で発破を掛けることを、長孔発破といいます。 例えば施工間隔2mなどの硬岩施工時に、2mの発破ではなく、 4~6mの発破を行い2サイクルから3サイクル分の距離を一度に施工することで、サイクルの段取り替え時間を短縮する方法です。

発破の芯抜きを平行穿孔しなくてはならない為、高度な削孔制度が求められますが、 芯抜きに角度が必要ないため、トンネル断面の大きさに関係なく、一発破当りの進行長を自由に決めることが出来る特徴があり、 断面の大小に関わらず容易に施工することが出来ます。

立坑開さく

当社の始まりが、炭鉱、鉱山等の坑道開発であった関係で、立坑の施工は長年の経験と実績に 基づき、確実な施工を行っています。
近年の施工として、大深度立坑(150m以上)ではショートステップ工法(図①)により、
在来工法による掘削後、一次巻立コンクリートの施工、二次巻立で仕上げを行うものがあります。

150m以下の立坑では一次支保を吹付コンクリートとロックボルト打設(NATM)(図②) やライナープレートで施工し二次巻コンクリートで仕上げるものが多く見受けられます。 中には、ショートステップ工法で施工しながら、仕上げコンクリートの巻立を毎回行う工法も行われています。

《荷揚設備》
立坑では絶対欠かせない機械に荷揚設備があります。大掛かりな櫓を使用して施工するものから、門型クレーン(図③)、クローラクレーン(図②)、ラフタークレーン等々、立坑深度や断面規模、工法等によりさまざまな設備を使用します。
《ズリ処理方法》
ズリの処理方法も、大きく分けて2つの方法があります。 ①坑底よりズリを上げて坑口から搬出する方法(図①、図②) ②ズリ搬出導坑を先行して掘り、導坑を拡幅して、坑底の横坑へズリを搬出する方法(図③、図④、図⑤) 立坑へのアプローチの仕方は様々です。

珍しい事例では、山の上に上がるルートがなく、山の下(立坑坑底部)の横坑から上に向かって掘り上がり、 人や資機材、ズリ搬出の小さな立坑を作り、徐々に山の上から立坑を構築していきます。(図④)